「隣の八重ちゃん」

おさななじみ、お下げ

1934年作品 監督…島津保次郎 主演…逢初夢子

萌え日本映画、まずはその始まりから考えてみたい。実写映画史上最初の萌えは、リュミエール兄弟「列車の到着」の最後に出てくる女の子ということでまあいいとして、日本映画の場合は?とりあえずこれで。
1934年松竹作品。逢初夢子演じる八重子は、今でも隣の家に住んでそうな素朴な女の子。映画は、雰囲気を大切にした作品でほとんど何も起こらない。いや、いろいろ起きるんだけどなんか緩い空気でうやむやに…そこがいい。 まずはこれを最初の萌え日本映画とすることで議論のとっかかりとしたい。異論反論大歓迎です。